ちわ!足子です(@ashiko55)。
脚やせには関係のないお話です。
私が第一子妊娠時にとてもつらくて「あー、もっとこうすれば良かった…」と思った妊娠性痒疹[にんしんせいようしん](またはPUPPP)についての体験談を記録します。
妊娠性痒疹とは妊娠時に腹部やその周りにできる痒みを伴う発疹です。
じんましんの症状と似ています。
とても辛い割には発症する人が少ないのか口コミ情報がとても少ない。
一説にはこの妊娠性痒疹を発症するのは妊婦さんの2~3%ということです。
それは口コミ情報が無いはずだ…。
なので、すこしでも参考になればと私の体験を書く事にしました。
調べたところ妊娠性痒疹には妊娠初期タイプ、後期タイプ、重症タイプとあるようです。
妊娠性痒疹 prurigo gestationis : ちかかね皮膚科
わたしは後期タイプで妊娠後期ごろに腹部に赤くボツボツが出来ました。(たしか30週は超えていたと思います)
「気が付くと痒くなっていた」という感じでポツポツと発疹ができていました。
その痒みが味わったことがないくらいにモーレツ!
掻いちゃダメだと言われていても掻かずにいられないくらい。
こんな痒みは今まで味わったことがありませんでした。
痛みよりも痒みの方がツライ。
それがイヤというほど分かったくらいに、この妊娠性痒疹からくる痒みは本当にツライ。
寝られないくらいに凄い痒みです。
掻いてしまうせいか、あっというまにお腹中に発疹が広がって、真っ赤っかに…。
お医者さんに相談するも「産んだら治りますよ」
この妊娠性痒疹は「コレ!」という原因は分かっていないようなんですが、どうやら赤ちゃんをアレルギー物質と勘違いしてしまって発症してしまうと言われています。
もともとがアレルギー体質だと起こることがあるみたいです。
わたしはよく蕁麻疹が出たり、花粉症だったり、肌が敏感だったり、とアレルギー体質なのでなってしまったのではないかと思います。
産科のお医者さんに相談したところ
「時々いるんですよね。産んだら治りますよ。短期間なのでかゆみ止めの塗り薬を出しますね」とのこと。
「産んだら治る??このヒドい発疹が??
それにしてももう、痒みが1日たりとも我慢できないレベルなんだけど~!!」
本当に痒みのレベルが高くて、この頃のわたしはなんとか痒みから逃れようといろいろ試していました。
そして、試行錯誤やってきた中でも失敗してしまったこともあります。
それをお伝えしたいと思います。
妊娠時の痒みにこれはやらない方が良かった!失敗談
掻きまくって黒ずみに…
この時期の痒みはとにかくモーレツで逃げたいがために掻きまくってしまいました。
掻くことで発疹は広がるのはもちろん、出産して発疹が消えても色素沈着してしまって跡が消えません…。
(産後3年以上たちますがまだ消えてません)
熱いお風呂
なぜか当時通っていた整体のおじさんに「熱いお湯に入れば毒素が抜けるよ」的なサラっとしたアドバイスをうけて間に受けた私はアツアツの湯船に入ったのですが…
入ったときは痒みが和らぐものの、血行が良くなって痒みが余計にひどくなってしまいました。
怖くてステロイド系かゆみ止めクリームを使わなかった
お医者さんが処方してくれたかゆみ止めのクリームは「妊娠時の痒みは一時的なものだから」と弱いステロイド系のお薬でした。
調べてみると、短期間で成分が少なくてしかも塗り薬であればステロイドの副作用はほぼ心配するようなことはないそうなのですが、
やっぱり妊婦だったので当時ナイーブになってしまっていて薬を使うことができませんでした。
そのため、痒みは収まらずにいっこうに治る気配もない…。
その結果出産するまで発疹も痒みもおさまらず、産まれるまでとても辛かったです。
今思うと集中して薬を使って発疹をおさえたほうが精神的にも良かったと思います。(これは個人的な感想なのですが)
効果があった痒みを抑える方法
ユニクロのスーピマコットンTシャツ
とにかく、痒みがある部分に触れる素材を低刺激のものにするのを心がけました。
その中でも当時売っていたスーピマコットンTシャツはチクチクしないので良かったです。
桃の葉ローション
ネットで痒みの解消方法を探していた時に情報を見つけました。
すこし痒みが和らぎます。
カレー等刺激物を食べない
体温が上がることでも痒みが増すのでカレーなどのスパイスが入っているような食べ物は避けました。
お風呂はぬるめ
急激に熱くしたり、急激に冷たくしたりするとその時は良いですが後でモーレツな痒みがくるのでNGです。
お風呂もシャワーもぬるめ。
タオルで拭くときもなるべく刺激をあたえないように気をつけました。
運動はしない。汗をかかない。
急激な体温上昇はモーレツな痒みを連れてきます。
ガツガツ運動したり、ブワっと汗をかくような事はしないほうが良いです。
産んだら治った
すごく辛かった痒みですが、産んだらいつのまにか治りました。
出産後のバタバタとともに消えていったといった印象。
お医者さんの言っていた「産んだら治る」は本当だったようです。
わたしはこの妊娠性痒疹があまりにツラかったので若干第二子の妊娠が怖かったんです。
だってまたあの我慢できないかゆみがくるかと思うと…
そのせいで第二子も諦めたくなるくらいでした。
でも、今回第二子を妊娠し出産しましたが妊娠性痒疹は発症しませんでした。
予定日よりも3週間ほどはやく出産してしまったことも原因だとは思いますが、何の発疹もなく出産することができました。
もし、私のようにモーレツな痒みが怖くて第二子を躊躇している人がいるのなら「第一子で痒みが大変でも第二子で何もない事もある」とはお伝えできます。
とにかく掻かないで安静に!産んだら治る!
現在妊娠性痒疹で悩んでいる方に伝えたいのは「とにかく掻かないで」ということ。
掻くことで痒みの範囲は広がり、治りにくくなり、治ったあとも黒ずみになります。
「かゆい!」と思っても掻かずにかゆみがおさまるまでジっと耐えましょう。
ものすごくツラいですが、産んだらあっけないくらいにサラっと治ります。
一時的なものだと思ってこのときを乗り切りましょう。
痒みに関しては自分で判断せずにキチンとお医者さんに相談することが妊娠時のストレスを軽減するコツです。
恥ずかしいことではありません。
悩んでいたら、担当の産科のお医者さんに相談を!
妊娠性痒疹で悩んでいる妊婦さんのヒントになればうれしいです。